小説で知る
ワインと自転車のトリセツ
特別限定公開
『試し読み』
「ヴィンヤードに吹く風」の冒頭が試し読みできます。
↓ 以下、本文
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ワイン選考会議
「日本のワイン、ましてや、元自転車選手が造ったワインなんて、言語道断だ」
「絶対に採用しては、ならん!」
部屋の主らしきその人物は、重厚な役員室のドアが閉まると、バァン! と、
机を大きく叩き、立ち上がり、一気にまくし立てた。
「キミも知ってのとおり当俱楽部においてワインは単なる飲み物のひとつではない」
「ワインの果たす役割は、非常に大きく、極めて重要だ」
「下品な日本のワインが、伝統と格式を誇る当俱楽部で採用されるなんてことは、
万が一にも、あってはならんのだ!」
「ただ、表向きには、差別的、排他的なことは、言えん時代だ」
「分かっているね、キミ」
役員室には、大きく厚みのある木製の机が置かれ、ひじ掛けや脚には、細かな彫刻が
施された黒い革張りの椅子が置かれていた。
ひときわ目を引くのは、壁に掛けられた人の背丈ほどもある大きな油絵である。
そこには、風に揺れるたてがみ、気高く、優しく、力強き、馬たちの走る姿が、今にも額縁から飛び出してきそうなほど、躍動感たっぷりに描かれていた。
「はい、充分、承知いたしております」
「私にお任せください、必ずや、採用を阻止いたします」
「それと今日、選考会議の前に私と会った事はくれぐれも内密にしてくれたまえよ」
「はい、もちろん、心得ております、ご安心くださいませ」
キツネ目で、銀縁のメガネをかけた男は、そう、応じると、広げた右手を胸にやり、軽く会釈し、人に悟られぬよう足早に部屋を出た。
銀縁メガネの男が去ると、その人物はゆっくりと窓に近づき、眼前に迫る東京タワーをじっと見つめ、「あの、あいつが、・・・ ・・・」と、心の中で、そう、つぶやきながら、眩しそうに目を細めて、意味深な笑みを浮かべていたのであった。
つづく
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ヴィンヤードに吹く風
☆朝日新聞デジタルで、紹介していただきました。
https://www.asahi.com/articles/ASS5923G2S59UOOB00HM.html
元自転車選手のワイン醸造家が小説執筆
☆信濃毎日新聞で紹介していただきました。
ワインと自転車魅力薫物語
☆県立長野図書館の書庫へ
「ヴィンヤードに吹く風」小説で知るワインと自転車のトリセツが、郷土図書として県立長野図書館に2冊蔵書され、うち1冊は禁帯出(持ち出し不可)の書庫へ蔵書されたようです。
検索結果書誌詳細:蔵書検索システム (pref.nagano.jp)
※当初は貴重書庫へ蔵書されたようですが、さすがに貴重では無いと改めてられたようです。
小説で知る ワインと自転車のトリセツ
ただ、面白いだけの小説の時代は終わった!
一読三鳥のニュー スタイル エンタメ小説
明日、誰かに話したくなるマメ知識満載
エンタメ読んで、ワインや自転車のこと学べゃう
カヌレって、ワインが起源・・・!? ワインや自転車に興味がなくても楽しく読めちゃう、繋がってる
ワインと自転車が紡ぐ、ヒューマン エンターテインメント物語
著者:飯島 規之 (弊社、代表取締役)
*流行のAIやゴーストライターも試しましたが、自身の妄想を他人に書いてもらうのはムリだった、
と、弊社、代表が、畑でブドウの世話をしながら、構想を練り、ガチで書いたエンタメ小説です。
令和6年4月15日発売開始。
全国の一般書店(注文・取り寄せ)、ネット書店にてお買い求めいただけます。
ヴィンヤードに吹く風(上)
発行 銀河書籍
発売 星雲社
ISBN 978ー4ー434ー33833ー5
Cコード C0093
持ち運びにも楽な、小B6判 サイズ
(新書判よりも、少しだけ縦は短く、少しだけ横が長いタイプです)
日本初?? 農作物 小説⁉
この小説「ヴィンヤードに吹く風」は、畑(*)から生まれた農作物です。
*注 小説の構想を練ったのは、ブドウ畑だけでは、ございません。東御市内の温泉の湯ぶね、明神池を散歩中等々。
小説の聖地巡礼の際には、ブドウ畑の他、温泉や池にもお越しくださいませ。
*ワイン醸造家で、自転車の元世界チャンピオンが、小説を執筆すると、こうなる ・・・!?
*動画の時代だ! 時代を、あと取り(?!)・・・、
最旧端、パラパラのおまけ付き。
*アナログ生成N.I(※)の描く、ワインと自転車が紡ぐ、ヒューマン エンターテインメント物語
*架空の物語であり、自叙伝やドキュメンタリー作品ではありません。
実在の個人や団体とは関係がございません。
(※N.Iとは、著者のイニシャルです)
*題名 ヴィンヤードに吹く風(上) 小説で知る ワインと自転車のトリセツ *品目 エンタメ小説 *原材料 ワインと自転車 *執筆地 長野県東御市八重原 *著者 飯島 規之 *サポート 山本 暖子 *アルコール度数 0% *企画 シクロヴィンヤード株式会社 *風化防止剤 無添加 *内容量 53,918文字
*物語酔いなど、涙腺の決壊に注意して、ハンカチをご用意の上、お読みください。
*常温保存可能ですが、お買い求め後は、目のつく場所へ留め置き、風味の変わらないうちに、お早めに読み切ってください。 |
本書 小説で知る ワインと自転車のトリセツ「ヴィンヤードに吹く風」は、マンガ構想から派生しております。
文章中、稚拙な表現を承知の上で、わかりやすく敢えて、セリフ(「 」)文などを多く配しております。
読解力を必要としない小説です。
高いレベルの文学作品をお求めの方には、お勧め致しません。
登場人物の名前が覚えられないなど、小説をを読むのが苦手な人。
ただ、知識を得るだけじゃ、味気ない、もの足りない。
物語が、あった方が記憶に残るなど、一読三鳥を求める方にお勧めいたします。